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2007年6月30日(土) ~ 7月13日(金)
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6月中旬段階での長期予報により、7月の前半はあまり天気がよくないということはわかっていたのですが、諸種の事情で上記の期間に出かけるしかありませんでした。 案の定、あちこちでの写真を見てみていただくとわかる通り、この期間、天候には恵まれませんでした。が、その代わりに、オフシーズンである上に、曇天・雨天がずっと続いていたためでしょうか、どこに行ってもあまり人がおらず、静かに落ち着いて色々な所を見て回ることができました。残念なところもありましたが、それはそれで楽しく、大変よかったとも思っています。 |
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以下に、どんな所をどのようにまわったか、またそこはどんな所かの簡単な説明を記しておきます。観光・見学のルート・時間・距離などの詳しいデータは「行程」のページを見てください。
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―岡山―姫路―大阪―京都―大津―近江八幡―八日市―米原―小牧―岡谷―東京・八王子 |
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6月30日( 土 ) |
〔観光・見学箇所等〕 |
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往 路 |
中央高速・名神高速 |
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八日市 |
五箇荘 [天秤の里] |
ごかしょう。明治から大正にかけて天秤(てんびん)を肩に担いで
全国を行商して財をなした近江商人の発祥の地。 |
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重要伝統的建造物保存地区 |
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金堂の町並み |
白壁と蔵屋敷の商人屋敷が建ち並ぶ。 |
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近江商人屋敷巡り |
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中江準五郎邸 |
中国などで三中井百貨店20数店舗を有した中江家四兄弟の一人の本宅。 |
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外村宇兵衛邸 |
とのむら・うへえ。呉服太物商。明治期の長者番付に名を連ねたという。 |
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外村繁(小説家)邸 |
家業を継いだが弟に譲って作家になる。梶井基次郎らと親交のあった私小説作家。 |
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藤井彦四郎邸 |
「スキー毛糸」の製造販売などで財をなした。 |
近江八幡 |
ホテルはちまん (泊) |
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五箇荘 [天秤の里] |
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外村繁(小説家)邸 |
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天秤を肩に担いだ近江商人の像 |
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7月1日( 日 ) |
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近江八幡 |
重要伝統的建造物保存地区 |
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近江商人の町並み |
近江八幡は豊臣秀次が安土落城後に造った城下町。 |
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新町通り |
旧西川家住宅(重文)、伴家住宅など近江商人の屋敷が並ぶ。 |
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八幡堀 |
八幡城の外堀。琵琶湖水運の一端を担う運河としても利用された。 |
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日牟礼八幡宮 |
近江商人が奉納した安南渡海船額などがある。 |
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白雲館 |
明治時代初期の小学校だった建物。和洋折衷の様式。 |
姫 路 |
姫路城 |
国宝四城(姫路・松本・彦根・犬山)の一つで、「日本一の名城」。白鷺城とも呼ぶ。国宝、世界遺産。
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児 島 |
鷲羽山展望台 |
瀬戸内海・瀬戸大橋の眺望。 |
下津井 |
下津井亭(料理旅館) (泊) |
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7月2日( 月 ) |
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瀬戸大橋 |
世界最長の道路・鉄道併用橋で2階建て構造。 |
与 島 |
与島PA |
瀬戸大橋のすぐ下にあり、大橋の構造がよくわかる。 |
琴 平 |
金刀比羅宮 |
こんぴらさん。海の守護神。山の中腹の本宮まで785段の石段を登る。 |
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金丸座 |
旧金毘羅大芝居(重文)。江戸末期に建てられた現存する日本最古の芝居小屋。 |
小歩危 |
小歩危展望 |
ドライブインの駐車場から渓谷・渓流をのぞく。 |
大歩危 |
大歩危遊覧船乗り場 |
西日本随一の奇岩の景勝地と言われる。乗船せず。 |
祖谷渓 |
かずら橋 |
日本三大奇橋の一つとされる、蔓を編んで造られた吊り橋。平家落人伝説の地。 |
阿波池田 |
池田大橋 |
吉野川に架かる国道32・192号線の大きな橋。すぐそばに徳島道のアーチ橋も架かっている。 |
白地温泉 |
あわの抄 (旧かんぽの宿) |
(泊) |
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7月3日( 火 ) |
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脇 町 |
重要伝統的建造物保存地区 |
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うだつの町並み |
うだつ・うだち=「卯建・梲」とは火災の延焼を防ぐために町屋の妻壁(建物の左右両端の壁)の横に張り出した袖壁のこと。これをつけるにはかなりの費用がかかったため、その家の経済力を示すシンボルとなった。「うだつがあがらない」はこのことから生まれた言葉。さまざまな意匠の装飾を施したものが多い。 |
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平田家・国見家住宅 |
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田村家・吉田家住宅 |
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船着場公園 |
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脇町劇場(オデオン座) |
昭和9年に創建された回り舞台や花道のある劇場。戦後は映画館として利用。 |
高松市 |
栗林公園 |
江戸時代初期の回遊式大名庭園。国の特別名勝庭園の中で最大の広さ。 |
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高松城跡(玉藻公園) |
日本三大水城の一つ。重文の月見櫓や艮櫓(うしとらやぐら)などが残る。 |
屋 島 |
屋島ドライブウエイ |
屋島寺までの途中に源平屋島古戦場展望台などがある。 |
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源平屋島古戦場展望台 |
那須与一の「扇の的」、義経の「弓流し」といった逸話で知られる古戦場という。説明板には「檀の浦」とある。 |
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屋島寺 |
四国霊場84番札所。重文の朱塗り本堂がある。 |
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獅子の霊巌展望台 |
高松市街や瀬戸内海の島々を望む。かわらけ投げが名物。 |
屋島西町 |
高松テルサ(公営) (泊) |
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装飾のついた「うだつ」 |
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脇町 うだつの町並み |
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高松 栗林公園 |
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7月4日( 水 ) |
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鳴 門 |
鳴門海峡 |
タイミングが悪く、大きな渦潮を見ることはできなかった。 |
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うずしお観潮船 |
亀浦観光港から出る。大型観潮船(30分)と小型の水中観潮船(20分)がある。 |
徳島市 |
阿波十郎兵衛屋敷 |
阿波人形浄瑠璃を毎日上演している。平日は11時の一回公演。 |
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阿波木偶(でこ)人形会館 |
伝統を継承する人形師の多田健二氏が制作過程などを熱心に説明してくれる。 |
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眉山ロープウェイ・眉山山頂 |
徳島市街を一望。 |
日和佐 |
大浜海岸 |
美しい砂浜でアカウミガメの産卵地として知られている。 |
日和佐 |
国民宿舎うみがめ荘 (泊) |
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大鳴門橋 |
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徳島 阿波十郎兵衛屋敷の公演
阿波人形浄瑠璃 「傾城阿波の鳴門」
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日和佐 大浜海岸 |
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7月5日( 木 ) |
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室戸岬 |
室戸青年大師像 |
海の彼方を望む、19歳の青年大師像。高さ21mの白亜の巨像。 |
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乱礁遊歩道 |
荒磯を縫って弘法大師行水の池、目洗いの池、灌頂が浜などを巡る。 |
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御厨人窟 (みくろどくつ) |
修行中の大師が住居としていた所だという。 |
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神明窟 |
青年大師か゛難行苦行を重ね、ここで悟りを開いたという。 |
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中岡慎太郎像 |
彼方を見据えるその目線は高知の桂浜に立つ坂本龍馬像に送られているという。 |
室戸岬上 |
最御崎寺 |
四国霊場24番札所。 |
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室戸岬灯台 |
高台に立つ白亜の鉄造灯台。実効光度と光達距離は、ともに日本一という。 |
龍河洞 |
龍河洞 |
日本三大鍾乳洞(秋芳洞・龍泉洞)の一つ。 |
高知市 |
高知城 |
土佐藩主山内一豊が築いた城。重文。 |
高知市 |
高知会館(公立共済) (泊) |
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室戸岬 青年大師像 |
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龍河洞 天降石(最大の鍾乳石) |
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高知城 天守閣と本丸正殿入口 |
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7月6日( 金 ) |
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桂 浜 |
桂浜海岸 |
月の名所でもある白砂青松の美しい浜。 |
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坂本龍馬像 |
和服姿にブーツを履き、右手を懐手にして太平洋の海原を見つめる。 |
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五台山展望台 |
高知市街を一望。 |
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竹林寺 |
四国霊場31番札所。五台山の頂上付近にある。 |
土佐中村 |
四万十川 |
日本最後の清流として知られる川だが、長雨で増水、濁流になっていた。 |
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松廣屋屋形船 |
四万十川の遊覧船。 |
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佐田沈下橋 |
大水の時に水中に沈むように設計された橋。欄干がない。 |
土佐中村 |
ホテルサンルート中村 (泊) |
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高知 桂浜 |
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坂本龍馬像 |
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四万十川 佐田の沈下橋
の上を渡る軽トラック |
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7月7日( 土 ) |
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足 摺 |
足摺スカイライン |
半島部の中央の山の中を行くルート。沿道にはほとんど展望場所がなく、単なる岬への近道。 |
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足摺岬灯台 |
四国の最南端足摺岬突端に立つ白亜の大型灯台。田宮虎彦の小説『足摺岬』で有名。文学碑がある。 |
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金剛福寺 |
四国霊場38番札所。 |
竜 串 |
竜串・見残観光船乗り場 |
荒天のために残念ながら運航休止。 |
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竜串海岸 |
砂岩が波や風の浸食で削られてできた奇岩の続く海岸。 |
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見残 |
弘法大師も見残したという、サンゴの間を熱帯魚が泳ぐ姿を見られる海岸。 |
宇和島 |
宇和島城 |
藤堂高虎の築いた、重文の美しい天守閣のある城。 |
大 洲 |
大洲・まちの駅「あさもや」 |
観光情報・物産販売・飲食などのセンター。大洲は「伊予の小京都」とも言われる城下町。 |
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おはなはん通り |
NHKの朝ドラマ「おはなはん」の舞台になった、明治の家並みの残る所。 |
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赤煉瓦館 |
明治34年に銀行として建てられたもの。 |
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肱川鵜飼(増水中止) |
大洲の町の東から北にかけて流れる肱川では6-9月に鵜飼が行われる。 |
大 洲 |
ホテル研屋 (泊) |
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7月8日( 日 ) |
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大 洲 |
大洲城 |
天守は木造で昔通りに復元された美しいもの。4棟の櫓は昔のままで重文。 |
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臥龍山荘 |
歴代藩主の遊覧所だった肱川の臥龍淵に臨んで建つ風雅な山荘。 |
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ポコペン横丁 |
毎週日曜日に開かれる昭和三十年代の空気が漂うレトロな露店市場。 |
内 子 |
重要伝統的建造物保存地区 |
木蝋( もくろう )で栄えた明治時代がそのままに近い姿で伝わる街。 |
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八日市・護国の町並み |
江戸から明治にかけての町家・邸宅や昔ながらの白壁土蔵の残る町並み。 |
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本芳我邸 |
明治17(1884)年の建築。国の重文。 |
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木蝋資料館上芳我邸 |
明治27(1894)年の建築。国の重文。木蝋生産で財をなした上芳我家の家屋敷。 |
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大村家住宅 |
寛政年間(江戸末期)の建築。国の重文。 |
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町家資料館 |
寛政5(1793)年に建てられた商家を保存・公開しているもの。 |
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大森和蝋燭屋 |
創業以来200年も続く和ろうそくの店。ろうそく作りの作業を見ることができる。 |
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内子座 |
大正5年に造られた芝居小屋を修理復元し、当時の姿を蘇らせたもの。 |
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高昌寺(涅槃像) |
門前に敦煌にある像をモデルに中国で造られた巨大な涅槃像がある。 |
道後温泉 |
道後温泉本館 |
明治27年に建てられた城郭式木造3階建の共同浴場。国の重文。道後のシンボル。 |
道後温泉 |
にぎたつ会館(公立共済) (泊) |
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7月9日( 月 ) |
☆ 終日、車を宿に置いて使用せず、バス・電車・徒歩で移動した。 |
奥道後 |
石手寺 |
四国霊場51番札所。国宝の仁王門、重文の本堂・三重塔・鐘楼などがある。 |
道後温泉 |
坊ちゃん列車
(道後→松山市内) |
復元された昔ながらの小さな機関車と客車が道後と松山の間を往復する。 |
道後温泉 |
子規記念博物館(月曜で休館) |
正岡子規その人や彼の俳句を中心にした文学活動、松山・道後の歴史などについての資料を展示。 |
松山市内 |
子規堂 |
子規が17歳まで住んでいた家を模して造られた記念館。 |
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松山城ロープウェイ・リフト |
上りはロープウェイ、下りはリフトを利用。曇天で市街の展望不良。 |
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松山城 |
松山城下を見下ろす山頂の名城。天守閣・いくつもの櫓などが重文。 |
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萬翠荘(休館) |
萬翠荘は松平氏が大正11年に建てた純フランス式の邸宅。郷土美術館。 |
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愚陀仏庵(休館) |
正岡子規が身を寄せ、二人がともに暮らした夏目漱石の下宿の建物を復元したもの。 |
道後温泉 |
道後温泉本館 |
2F神の湯・大広間を利用。前日は3F霊の湯・個室を利用。 |
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からくり時計 |
道後温泉駅前にある、三層の坊ちゃんやマドンナなどが出てくるからくり時計。 |
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宝厳寺 |
一遍上人ゆかりの古刹。重文の一遍上人立像がある。 |
道後温泉 |
にぎたつ会館(公立共済) (泊) |
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7月10日( 火 ) |
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しまなみ海道 |
道後温泉―松山―今治―大三島・生口島―尾道 |
大三島 |
大山祇( おおやまづみ )神社 |
古くから海・山の神として信仰を集めた日本総鎮守。多くの国宝の鎧・刀剣などを所蔵・展示。 |
生口(いくち)島 |
平山郁夫美術館 |
シルクロードの絵などで有名な、現代日本画壇の最高峰に位置する平山郁夫の作品などを展示する。 |
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耕三寺 |
多くの有名寺社を模した絢爛豪華な堂塔がある。 |
尾 道 |
ホテルα-1尾道 (泊) |
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しまなみ海道(来島海峡SA) |
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大三島 大山祇神社 |
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生口島 耕三寺 |
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7月11日( 水 ) |
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竹 原 |
重要伝統的建造物保存地区 |
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竹原の町並み |
白壁と飴色の格子が続く「安芸の小京都」と呼ばれた昔ながらの町並み。 |
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松阪邸・森川邸・光本邸 |
江戸時代に製塩業などで成功を収めた商人達の屋敷が軒を連ねる。 |
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西方寺普明閣 |
舞台作りの観音堂は領主小早川隆景が京都の清水寺を模して建築したものという。 |
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頼惟清旧宅 |
頼山陽の祖父・頼惟清が紺屋を営んでいた町家。春水(山陽の父・儒学者)など、三人の息子がいた。 |
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頼山陽像 |
江戸時代後期の儒学者。山陽以外にも頼家からは多くの学者が輩出した。 |
尾 道 |
古寺巡りコース( 徒歩 ) |
尾道市街、港、船などを眺めながら、坂道や石段を上り下りして古寺を巡る。 |
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持光寺→千光寺公園 |
狭い小路・坂道・石段を上ったり下りたりしながら巡る。最後はロープウエイを利用。 |
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志賀直哉旧居 |
直哉はここで代表作「暗夜行路」の構想を練ったという。約一年間居住。 |
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茶屋 笑福亭 |
座敷で休憩。青きなこのわらび餅とはっさく大福がおいしかった。 |
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文学のこみち |
尾道に関係する多くの作家・文人達の文学碑をたどる。 |
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御袖天満宮 |
映画「転校生」で主人公が入れ替わる場面が撮影された石段で有名。 |
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西国寺 |
西國寺の象徴でもある、長さ2mの草履の仁王門、金堂(国重文)、三重塔(国重文)がある。 |
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西郷寺 |
本堂は文和2年(1353)に発願され、時宗最古式の本堂として貴重なものという。 |
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浄土寺 |
「本堂」「多宝塔」は国宝、「山門」「阿弥陀堂」は国重文。奥庭には茶室 「露滴庵(国重文)」がある。 |
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林芙美子像 |
本通り商店街の西入り口にある。 |
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林芙美子旧居 |
旧居は喫茶「芙美子」の奥にある。「芙美子」で夕食。旧居を見せてもらう。 |
尾 道 |
ホテルα-1尾道 (泊) |
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竹原 西方寺普明閣 |
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竹原の町並み |
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尾道 林芙美子像 |
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7月12日( 木 ) |
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倉 敷 |
倉敷美観地区巡り |
倉敷川沿いに柳並木が続き、なまこ壁の土蔵群や本瓦葺の建物が並ぶ。 |
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大原美術館 |
ロダン・モネ・グレコ・ゴーギャンなど著名な内外の芸術家の作品を展示している。 |
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アイビースクウエアー |
ツタと赤レンガの倉敷紡績の建物を利用した記念館・レストランなどの施設。 |
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本町通り |
かつてのメインストリートで、昔ながらの町家・古民家が数多く残る。 |
岡 山 |
岡山城跡 |
黒い板壁に覆われた復元天主の姿から「烏城」とも呼ばれている城。 |
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岡山後楽園 |
日本三名園(金沢兼六園・水戸偕楽園)の一つ。自然な感じの回遊式庭園。 |
岡 山 |
ピュアリティーまきび(公立共済) |
(泊) |
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7月13日( 金 ) |
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復 路 |
山陽自動車道・中国自動車道 |
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名神高速・中央高速 |
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